『私と、そして誰かの記録。』anotherstory感想&まとめ

先日プレイしました『私と、そして誰かの記録。』anotherstory感想編です!


このゲームを理解するにあたって、非ッ常に重要な要素となります。おまけシナリオ以上本編未満といった感じでしょうか……(説明下手糞) 主人公のトラウマの理由や、幼馴染と顔を合わすことのできなかった理由や、友人との出会いなど…それに加え主人公が日記を書き始める数日前や友人視点で本編のイベントを楽しむことができるので、ぶっちゃけ本編よりお楽しみ要素と内容は濃いかもしれません(笑)


以下、プレイ進行中に出現していった順番のanotherstory感想です。(これまた思いっきりネタバレです。)












一ヶ月前『call』

友人視点。友人が夜中に誰かと電話をしている。まだこの時点ではEND数こなしてないので内容がちんぷんかんぷん。最後の最低って言葉がまた謎を呼びます。それは電話相手に向けた言葉なのか、或いは己に向けていった言葉なのか……



数日前『ブラックスイッチ』

友人視点。このゲームで一番萌え転がりました。主人公宅で映画鑑賞イベントを友人視点で読めるとは…!!膝枕が萌える。いくら気が置ける友人とはいえど、やっぱり膝枕は照れるんですね……(萌)そして寝てしまった主人公の寝顔をみてキスしてしまおうかと揺らぐ友人……アァ…私はモテるキャラクターが凡平な主人公に惚れているという設定に弱い……しかし、恐らく未遂に終わったのでしょうね。(ーー;)いつかしっかり主人公にキスできるように頑張れ友人…!! 友人の主人公への想いが強く現れているルートでした。楽しかった。



一年前『見えない笑顔』

主人公と幼馴染の話。主人公は元サッカー部で幼馴染がサッカー試合中に事故に巻き込まれてそれがとあることとリンクしてしまってサッカーと幼馴染がトラウマになってるとのこと。幼馴染は事故に巻き込まれたからといって特に身体に支障が出たりした訳ではないということに安心しました。(部活モノとかで試合中に身体に支障が出てスポーツが出来なくなった〜っていう設定はやはり辛いので) そして幼馴染が幼馴染と顔を合わせにくくなってしまった主人公を気遣い、同じ志望校だった大学を変更したことが主人公にバレてちょっと来いよ!と主人公お怒り。でも主人公が幼馴染と顔を合わせることができないのは事実だしなぁ……(´・_・`)主人公は幼馴染が気を遣ってくれていたことに気付き、トラウマを克服したら絶対に逢いに行くから!と約束。ちょっとほっこりしました。見えない笑顔ってそういうことだったのか……



九ヶ月前『謝罪と願い』

主人公が大学に合格したら一人暮らしさせてください!と両親に頼む話。主人公のママがとても可愛かったです。でもセーター2人分、のくだりで本来1つは主人公の分で、もう一つのは……と考えると悲しい。(お母さんがもう一つのセーターはあなたの分よ。とフォローを入れていましたが)



7ヶ月前『耳に障る音』

『何者か』視点。主人公が越してきた日辺りの話。恐らく『何者か』は2人いて、そのうち1人は元から部屋に巣食っていた誰かの負の感情なのではないか。(イドの怪物みたいな?) 時々出てくる優しい『何者か』はED13から考察すると亡くなった主人公のお兄さんの思いなのかも。



八ヶ月前『邂逅の教室』

友人視点の話。(anotherstoryは友人視点多め)
友人が卒業間際の誰もいない教室で感慨に耽っていると幼馴染が教室に入ってきた。特に理由もなく一瞬気まずくなるが、普通に会話を交わす2人。故意に友人が『主人公のお兄さんってどんな人だったんだ?』と聞くと幼馴染は優しくて、頭のいい、出来た人だったよ。と返すが、最後に『そして、怖い人だったよ。』と意味深げに……これは七年前の『傷』ストーリーで明らかに。



一年半前『trauma』

主人公がサッカーから遠ざかる原因となった出来事。この出来事だけではこれでトラウマになるもんなの?と思うかもしれないが、これは他の凄惨な過去にリンクしてたんだな……幼馴染も過去を知ってるから理解してくれてるのが本当凄く優しい。本編で幼馴染ルートあるのかと思ってました。(ありません)



七年前『雨。』

主人公のトラウマより更に過去の話。主人公が小学生で、お兄さんが大学入試辺りの主人公そっくり。(かなり年の差がある)ストーリーの中盤でほのぼのした雰囲気が一転。うわぁ…………これは辛い…………;_;お兄ちゃんと家帰ったらゲームする約束したところで……あぁ……なんでだ。でも、お兄ちゃんが主人公を守らなければ主人公はもうこの世にいない訳だし…いいお兄さんだ。鉄骨(相手選手)が倒れてきて大切な人(兄、幼馴染)が巻き込まれた様子がリンクしてトラウマになったわけだ……物語としては少しありがちかもしれないけど、やっぱり辛い…………この過去を乗り越えた主人公はやっぱり幼馴染が言うように強い人だと思いました。



七年前『傷。』

幼馴染視点。ショタ幼馴染かわいい。怖い人、の理由は 主人公宅で主人公とゲームしてるときにお兄さんに向けられた嫉妬と憎悪(とまではいかないが)の表情を向けられたから(まあ、怖いわな……)。しかし、その時は衝撃を受け、落ち込むどころか魅入ってしまったとのこと。(小学生がそんな感情持つとは……)事故翌日にお兄さんが事故に遭ったと聞いて走って主人公に会いに行くも、主人公は虚ろでとても話のできない状態になっていた。床に向かって掴むような動作をしながらにーちゃん…ってずっと言ってて怖いし悲しかったです;_; 幼馴染が主人公抱きしめて泣きながら『お願いだから…』って必死に宥めてるのも絶望的だった。


十月一日『そして誰かの記録。』

主人公が部屋で使った覚えのない日記帳を見つける。今日はこの気分を日記に認めたい気分だから日記をつけることにした。一日一行とかルール設けたら意外と続くかもなー、と日記を書き始めるところで終わり。


ここでEDムービー流れました!! 本編で未消化だった部分がanotherstoryで消化されました〜。そしてこのゲームはanotherstoryあっての本編だな!とつくづく思いました。本編がもう少しストーリー濃いめだったらanotherstory単体でファンディスクとして出せるのでは?と思いましたが、やはりストーリー進行途中に出現して本編と交じり合う演出はよかったです。でも、anotherstory自体はファンディスクをプレイしてるような感覚でした。





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長きにわたる感想(ほとんどネタバレ)でしたが、とりあえずネタバレを見た方も気になっていたら是非プレイして頂きたい作品です。これはネタバレを見るだけでは勿体無い。まだまだ私の拙い読解力では説明しきれない謎が沢山ありますので。考察することや謎が解けないもやもや〜が好きな方にオススメです。あまりBLゲームをするお暇がない方でも短時間で濃い内容を楽しむことができますし、フルボイスで1080円と安価ですし私は2000円分くらいは楽しめました。そして私はOPを見て即購入しましたが、どうやら体験版があるようなので(結構内容詰まってるみたいです)是非体験版をプレイしてから購入を考えてみては如何でしょうか?


では、長文でしたが最後まで読んでくださりありがとうございました。








『私と、そして誰かの記録。公式HP』
http://am00.net/game/03_dia/index.html